仮想通貨についての情報を調べている人ならDAPPSという言葉を聞いたことがあるかと思います。

DAPPSは分散型アプリケーションと呼ばれていますが、具体的に

「今までのアプリと何が違うのか?」

「どんなメリットがあるのか?」

と疑問に思っている人が多いのではないでしょうか?DAppsは今まで当たり前だと思っていたアプリ業界の価値観が劇的に変わる仕組みになります。

ここではDAppsと既存アプリの違いについて解説します。

DApps(分散型アプリケーション)とは?

DAppsとは(ディーセントラライズド アプリケーション)の略で日本語訳すると「分散型アプリケーション」となります。

今までのアプリケーションのデータは1つのサーバーで保管され、企業によって運営・管理されてきました。

それに対してDAppsはブロックチェーン技術によってアプリケーションのデータは分散して管理され、利用者全員で運営・管理していく仕組みとなっています。

Dapps(分散型アプリケーション)の定義

DAppsに投資しているDavid JonstonのVCファンドによるDApps定義は以下7つに定められています。

  1. アプリケーションはオープンソースであること。
  2. アプリケーション利用者によって運営が自動的に行われ、中央のコントロール主体を持たないこと。
  3. 暗号化されて分散化されたブロックチェーン利用していること。
  4. アプリケーションは市場に流通可能な暗号トークンを持っていること。
  5. アプリケーションの利用に際してトークンを利用すること。
  6. 参加者には、トークンによって報酬が支払われること。
  7. アプリケーションは市場やユーザーからの改善要求により仕様を改善していくこと。この改善はユーザーの合意を得てから行われる。

参考:DAPPS (非中央集権・分散型アプリケーション)とは何か?なぜ重要か?

オープンソースとはアプリのソースコードを無料で一般公開し、自由に改良、再配布できるようになっている状態のことです。

DApps(分散型アプリケーション)と既存アプリとの違い

ではこれらのDAppsの定義と今までのアプリとの違いを比較してみましょう。

中央のコントロールがなくてもアプリが機能し続ける

例えばエクセルならマイクロソフト社。TwitterならTwitter社が中央管理者となっていて彼らがいないとサービスを継続できなくなります。

しかしDAppsは開発者や特定の誰かがアプリを運営しなくても、アプリ利用者がいることで自動的にアプリが機能し続ける仕組みとなっています。

アプリケーションは市場で取引できるトークンを利用する

アプリは市場に流通可能なトークンを発行し、アプリを利用するときにトークンを使用します。トークンの概念はフリマアプリのメルカリポイントを想像すると分かりやすくなります。

メルカリポイントは、日本円に換金することもできるしメルカリで出品されている商品をポイントで購入することもできますよね。このメルカリポイントがDappsにおけるトークンだと言えます。

利用者の合意がなければアプリを変更・改善できない

DAppsはアプリやサービスの仕様を中央管理者が勝手に変更することはできません。仕様変更する場合は、利用者からの改善要求と合意が必要になります。

今までのアプリなら管理主体の都合によって勝手に仕様変更できたのですが、DAppsではそれができません。

このように、DAppsには「力を持つ企業」と「力なき利用者」の関係が崩れ、公平で分散に利益を得られる画期的なアプリケーションなのです。

DApps(分散型アプリケーション)の主な活用事例

現在流通しているDAppsの主な活用事例を4つ紹介します。

  • ビットコイン
  • 分散型取引所(DEX)
  • ゲーム
  • 予測市場

ビットコイン

ビットコインがDAppsというと違和感があるかと思いますが、オープンソースで利用者とマイナーによって送金機能を維持し続けるビットコインはDAppsの1つです。その他にもイーサリアムやビットコインキャッシュも同様にDAppです。

分散型取引所(DEX)

コインチェックのNEM盗難事件をきっかけに今後、重要な存在となるのが分散型取引所です。

コインチェックのような中央集権型の取引所では、コインチェックに秘密鍵を管理してもらっているため取引所がハッキングされると、ユーザーの仮想通貨が盗難に合うリスクがあります。

中央集権型の取引所は銀行と同じ役割をしていますが、仮想通貨はデジタル資産であり取引所によってはハッキング対策も十分ではないため盗難されるリスクが高いです。

それに対して分散型取引所(DEX)では、自分でウォレットの秘密鍵を管理しているため取引所のセキュリティ対策不足によるハッキングや、取引所が倒産する心配もいらなくなります。

分散型取引所
  • 0x(ゼロエックス)
  • Etherdelta(イーサデルタ)

ゲーム

DAppsと相性がいいと注目されているのがゲームです。ブロックチェーン技術を利用しているため運営による不正やデータ紛失・改ざんが起きにくいことと、ゲームで獲得したアイテムをトークン化して外部サービスのトークンやBTCと交換できるからです。

例えばAさんがポケモンゲームにはまって1万円課金して強力なアイテムを購入しました。しかし3日後Aさんはポケモンに飽きて他のゲームを始めました。

今までならポケモンに課金した1万円分のアイテムは無駄になってしまいますが、DApps ならアイテムをトークン化することで他のゲームのアイテムを購入することができます。

またBTCと交換して現金化することもできます。つまりゲームをするだけで生活できるようになるDAppsプロゲーマーが誕生する可能性があるということです。

DAppsゲーム例
  • イーサエモン
  • Bitpet

予測市場

予測市場は将来起こる結果を予測し、その結果に対して賭けをする市場のことです。野球やサッカーなどのスポーツの勝敗、2222年2月22日の東京の天気など、ありとあらゆる事象が賭けの対象となります。

ブロックチェーン技術によって取引履歴が公開されていて不正出来ず

管理主体による中間搾取がないDAppsと相性がよく予測市場のDAppsは増えていくでしょう。

 

DApps予測市場例
  • Augur(オーガー)
  • Gnosis(ノーシス)

 

まとめ

現状のDAppsは手数料や処理速度など課題が残されていますが、今後の未来を大きく変える仕組みです。中央集権による管理から解放され、公平に利益を分散できるを経済圏を作り出すことができます。

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